校訓「強く 正しく 美しく」

 広陵西小学校は、その歴史を明治7年2月にまでさかのぼることができる歴史ある学校です。校訓は「強く・正しく・美しく」。これは校歌の3番の歌詞にも登場します。現在の校舎ができた時、「西小学校に学ぶ子どもたちがこんな人に育って欲しい」という町の人たちの願いを、歌詞に謳ったのだそうです。

 あしたの夢を胸に秘め
  強く 正しく 美しく
   春秋六年(むとせ)生きぬかん 
    われらの広陵西小学校

 本校の正面玄関を入った先に、枯山水の中庭があります。この中庭は、校訓「強く・正しく・美しく」が表現されています。

 真ん中には、どっしりと大きな石が据えられています。雨や風、地震があってもびくともしません。ちょうどこの石の如く「強く」あってほしいことが表されています。
 敷き詰められた小さな砂利には筋目がつけられています。「筋」「道理」の通った「正しい」道を歩んで欲しいという思いが込められています。
 本校に来られたお客さんの多くは、この中庭を見て「美しいですね。」とおっしゃいます。飾り気がなく、清らかで真心の「美しさ」が感じられます。

 本校で学んだ先輩方も、卒業式や始業式で校歌を歌い、この校訓「強く・正しく・美しく」を受け継いでこられました。子どもたちには、校舎から中庭を眺めたとき、校歌を歌ったとき、「人の意見に流されず『強い』意思を持って行動しているか」「人のことを悪く言ったり、ずるをしたりせず『正しく』物事を考えられているか」「気持ちや心根の『美しい』人になっているか」と、自身を振り返って欲しいと思います。

 私たち教職員一同、子どもたち一人一人が夢に向かって歩んでいけるよう、しっかりと育んでいきます。今後とも、皆様の御支援、御協力を、どうぞ宜しくお願いいたします。(学校長)